2016年9月号

社長からのLove Letter 新創業第2期(2016) 9月号

『ポケモンGOの功罪』

7月にアメリカを皮切りに配信が始まった話題の『ポケモンGO』。様々な社会現象を起こしているようです。

 

そもそもこのサービスは、googleから分離独立した米国のナイアンティック社と言うベンチャー企業が、日本の任天堂やポケモンというゲーム会社の協力を得て、GPSの位置情報を利用して製作したゲームアプリです。

世界で一際人気と知名度のある「ポケットモンスター」がこの革新的なゲームのメインキャラクターとなり、配信された多くの国で爆発的にダウンロードされ、日本が誇るサブカルチャーの代表が世界を席巻している姿には何か誇らしいものを感じますね。 (と言いながら、個人的にはスマホゲームに全く興味はないのですが)

 

ところでナ社のゲーム開発理念は、利用者を室内ではなく現実世界の冒険に誘い出し、体を動かすことを通して人と人との間に繋がりをもたせたい。その結果として街や公園に人が戻り、例えば病気や自閉症で苦しんでいる子供たちのリハビリに活用されることで世の中の役に立ちたい、というものだそうです。もう少し専門的に言うと、仮想現実(VR)から拡張現実(AR)への進化というイノベーションを通しての社会貢献が、ナ社が自ら掲げている使命のようですね。実際、日本の各地でもスマホ片手に戸外を「うろつく」若者が急増し、ゲームアプリが室内型から屋外型に進化した様子は見て取れますね。

 

そして、ビジネスの世界ではマクドナルドがナ社と提携し各店舗を「ポケストップ」や「ジム」というゲーム中の一場面になるよう設定して集客に活用し売上を伸ばしています。また「スタバ」と「スナバ」のダジャレで有名な鳥取県知事は「鳥取砂丘スナホ・ゲーム解放区宣言」というのを出して、観光客の誘致に務めています。

現実にモバイルバッテリーの売上が短期間に3倍になり、あるいは靴の売上が歩き回る人が多くなることによって一千億円も伸びるという予測も出ています。今後もきっと様々な販促への活用のされ方をしていくでしょう。

 

一方で、歩きスマホによる事故やトラブル、先日は車を運転しながらのプレーで死亡事故まで発生してしまいました。ゲーム依存症も含め、こういったところは絶対に起きてはならないことであり、自戒の啓蒙と同時に未然に問題の発生を阻止する効果的な取り組みが求められます。

 

いずれにしてもゲーム業界に限らず、IoTや人工知能と言ったIT技術がどんどん進化し様々な実用化が始まり、先日シンガポールでは遂に 「自動運転のタクシー」 がお目見えしたそうですね。

こういった技術革新がこれからの人々の生活をもっと快適にし、経済の活性化に貢献することを期待したいものです。

 

ありがとうございました。合掌