社長より一言 2月号 ワゴンサービス

先日、熊本へ日帰り出張した時のお話。

 

早朝高松を出発し、岡山から新幹線に乗り換え2時間ほど過ぎたころ、読書をしていて買いたいものも特になかった私は何度か通り過ぎる車内販売をほとんど気にしていませんでした。ところが小倉を過ぎ、JR九州の担当に代わってから来られたワゴンサービスの女性にはっと目がいきました。

 

素敵な笑顔、さっぱりとしたユニフォーム、聞こえてくる他のお客様との品の良い言葉づかい。そして何より乗客に視線を向けるよう、バックでワゴンをゆっくり曳きながら進む姿に新鮮な印象を持ちました。

声をかけてみたくなった私は思わず新幹線のおもちゃを手に取りその値段を聞いてしまいました…。

私:「これっ、いくらですか?」
女性:「1850円でございます」
私:「意外と高いんですね」
女性:「ええ、もう一つこちらに1080円のシンプルなモノもございますが.…」
「ところでお客様、どちらまで行かれるんですか?鹿児島ですか?」
私:「いいえ、熊本です」
女性:「お仕事ですか?」
私:「いえ、ちょっとお祝い事がありまして」
「ところでこれ(1850円の方)、自走式なんですよね、チョロQみたいな」
女性:「そうです」
私:「ではこれをください、孫が乗り物が好きなもので」
女性「ありがとうございます 少し大きい袋しかありませんがこれで宜しいでしょうか?」
私:「かまいません」
(お金のやり取りをした後、孫の関係のお祝いに行くと思ったのか)
女性:「それではお祝いの気持ちを込めまして(と手渡し) お気をつけて…」

その時まで買う予定のなかった新幹線のおもちゃ、でも損した気分ではありません。そして、たった一人のステキな乗務員の存在が車内の雰囲気を変えてしまう不思議さに出会いました。

やがて列車は熊本に到着し、残念ながらもう一度回ってくる姿には出会えませんでしたが…。以上合掌