社長より一言 12月号 白鵬の涙

大相撲11月場所、横綱白鵬が昭和の名横綱大鵬に並ぶ32回目の優勝を果たしました。

小さいころから祖父の膝に抱かれてTV観戦していた私は(場所中、録画してあとから一番一番必ず見るほどの)大の相撲ファンですが、優勝インタビューで目を潤ませながら両親に感謝の言葉を述べる白鵬関の姿に思わず目頭が熱くなりました。

15歳で来日して現在29歳。
近年、揺れに揺れた日本相撲協会の顔として角界を引っ張ってきたこの若者は、どれほどの艱難辛苦を耐えここまでたどり着いたのでしょうか。またこれまで、外国人でありながら日本の伝統・精神文化を背負う独特な世界の中でただ強くなりたいという思いだけではない、計り知れない重圧、責任を感じながら日々生きてきたのでしょうか。

今回、それらを乗り越え、偉業を成し遂げてひとり流す涙。
人間の姿としてこれほど美しい、価値あるものはないと思います。
この横綱の姿を通して、人は何かひとつ、人生の中で純粋にこだわり続けることが必要なのだなあという思いを新たにしたシーンでした。合掌